2019/08/23

もはや前提?MFI(モバイルファーストインデックス)の対応方法と注意点

もはや前提?なにを対応すればいいの? モバイルファーストインデックス

※こちらの記事は2019年8月23日に内容を更新しています。

解説猫(仮) 解説猫(仮)SEO解説担当の猫さんです
元SEOディレクターで、現在は自社マーケティングやってるみたいです
・趣味:昼寝
・どんな人でもわかる優しい説明をこころがけているが、そんなにうまくはない
・冷静な判断で仲間からの信頼も厚い(自称)
竹内 竹内現役SEOディレクターのおじさんです 顔は怖いけど美しく清らかな心の持ち主です
・顔は怖いが、丁寧な対応でクライアントからの信頼も厚い
・顔は怖いが、空気を読むスキルが高く冗談も通じる
・顔は怖いが、笑顔も結構怖い

皆さんは普段スマホを使っていますか?
この問いかけには、ほとんどの方が「Yes」と答えると思います。
今回はモバイルユーザーに快適な検索を提供するためにGoogleが導入した、「MFI」(モバイルファーストインデックス)について語らせていただきます。

解説猫(仮)
こんにちは、こんばんは、解説の猫(仮)と申します。
この記事では、MFI(モバイルファーストインデックス)について説明していきます。
よろしくお願いしますね。
竹内
こんにちは!竹内と申します。
MFI、実は知識が曖昧な人も結構いるんじゃないですかね?
基本的なところから一緒に確認していきましょう!

MFI(モバイルファーストインデックス)とは?

MFIは「Mobile First Index」の略で、2016月にGoogleが発表を行い、2018年3月に導入されたモバイル検索におけるインデックス登録とランキングの仕組みです。
どんな内容か、確認してみましょう。

MFIは「インデックス・評価の優先対象ページ」の変更

MFI導入によって、検索順位を決める評価対象の優先順位が下記のように切り替わりました。

MFI(モバイルファーストインデックス)の内容

導入前:PC>モバイル
導入後:モバイル>PC

MFI導入前は、モバイルの検索順位にも関わらず、PC用ページが優先的に評価対象として使用されていました。
そのため、「低品質なモバイルサイト」や「PC版しかないサイト」がモバイル検索で上位表示されてしまう、そんな事態も見受けられました。

そこで導入されたのがMFIになります。
MFIの移行が完了すると、モバイル検索における優先インデックス・評価対象がPCページからモバイルページに変更されます。
デバイスにマッチしたページを表示できるので、モバイル検索がより使いやすくなりますね。

MFIの適用について

MFIは2018年3月の導入のタイミングで、全てのページに適用されたわけではありません。
「準備ができたサイト」から順次移行が行われます。
なお、準備完了の判断基準はモバイル対応できているかどうかです。
こちらのページが参考になります。

また、移行が完了したかどうかは、SearchConsoleで確認できます。(手順は後述しています)
なお、「2019年7月1日以降に初めてGoogleにインデックスされたページ」については初めからMFIが適用され、モバイル用ページが優先的に評価対象になっています。

解説猫(仮)
すでにお気づきかもですが、MFIはランキングのアルゴリズムではないのです。
竹内
MFIに対応したら検索結果で1位になりました!
みたいなことはないわけですね。
解説猫(仮)
ない。
ただ順位に影響がないとも言い切れなくてやらかすと下落する可能性はあるのです。
竹内
なるほど、やらかすと順位に影響があるんですね。
まあ僕レベルになるとやらかしなんて万に一つもないんですが、一応聞いておきますね。一応。
解説猫(仮)
竹内みたいに息を吐くようにやらかす人はもちろん、そうでない皆さんもチェック項目と対応方法は知っておいてほしいのです。

MFI対策 – 切り替えの際のチェック項目

MFIによる評価対象の切り替えで、検索順位にマイナスの影響が出る可能性は0ではありません。
チェック項目をまとめましたので、確認してみてください。

モバイルサイト表示方法の確認

サイトのモバイル対応には3つの方法があります。
MFI移行時の対応が異なりますので、どの種類に該当するかまずは確認しましょう。

モバイル対応の3つの手法

レスポンシブウェブデザイン

1URL・1HTMLでPC/モバイルページが作られます。
デバイスサイズに応じてWebページの表示を切り替える手法です。
URLが変わらないためGoogleがクロールしやすく、PC-モバイル間の評価の分散も発生しません。
なお、デバイスごとのデザインの調整はCSSによって行われます。
Google推奨が推奨している、MFI移行において最もリスクが少ない手法です。

ダイナミックサービング(動的な配信)

1URL・2HTMLでPC/モバイルページが作られます。
デバイスが変わっても同じURLでサイトを表示するところは「レスポンシブウェブデザイン」と変わりません。
ですが、「ダイナミックサービング」の場合はHTMLが異なります。
デバイスに応じて読み込むHTMLが異なりますので、それぞれ別々のテンプレート、別々のデザインを用意することが可能です。
モバイルサイトのデザインを妥協したくない方にオススメの手法です。
後述しますが、MFI移行時に確認事項が発生します。

別URLで表示(セパレートURL)

2URL・2HTMLでPC/モバイルページが作られます。
その名の通りモバイルとPCとでURLが異なります。(当然HTMLも異なります)
URLが異なるためPR-モバイル間でのURLの紐づけ処理(アノテーション)が必要になります。
こちらの手法はオススメしません、可能であれば使用しないようにしましょう。

MFI移行に伴う確認作業 – 確認が必要な手法

レスポンシブウェブデザイン:対応不要
ダイナミックサービング(動的な配信):要確認
別URLで表示(セパレートURL):要確認

また、下記構成の対応要不要についてもお伝えしておきます。

PCサイトしかない:対応不要
全ページでAMP使用:対応不要
AMPと非AMP両方あるサイト:要確認

上記の要確認に該当するサイトではチェックが必要です。
どのようなチェックが発生するのか確認してみましょう。

MFI移行に伴う確認作業 – 必要なチェック項目

要確認なサイトの種類において、いくつか確認が必要な項目があります。
Googleのゲイリーイリェーシュ氏はTwitterで下記のように発言しています。

といっても具体的に何をすればいいかわかりませんよね。
必要な作業を一つずつ説明していきます。

robots.txtでモバイルbotに制限をかけていないか

robots.txtを使うとGoogleのクロールを制限できます。
設定次第ではモバイルサイトへのGooglebotのクロールも制限可能です。
robots.txtの内容を見て、モバイルサイトに正しくクロールできる状態か確認しましょう。

旧バージョンのSearchConsoleでクロール可能かどうか調べることができます。

robots.txtテスター

PC-モバイル間のメタ情報に差異がないか

(メタとは言っていますが)headタグ内の情報に差異がないかは確認しておきましょう
titleやdescriptionはもちろん、noindexタグやhreflangタグなど、設定に差異がないか確認するようにしてください。

PC-モバイル間に(重要な)コンテンツの差異がないか

PCとモバイルとでコンテンツが異なれば、評価結果(検索順位)にも影響がでます。
検索順位下落の可能性がありますので、差異が発生しないようにしましょう。

なお、ほとんどのケースでモバイル端末は表示領域が小さくなります。
ユーザーが使いにくい場合は、アコーディオン(デフォルトでは非表示でタップすると表示される)等を利用し、使いやすさを保つようにしてください。

※アコーディオンにして順位に悪い影響があったとの報告があるようです。
Googleは公式Twitterにて、問題ないと発言しています。
判断に困りますが、こちらに関しては明確な答えはないようです…

また、コンテンツを確認する際は、テキストや画像はもちろん、画像に含まれるalt属性も同じになるようにチェックしてください。

PC版の構造化データはモバイル版にも記述されているか

HTMLの情報に意味付けする記述が構造化データです。
「レシピ」「パンくずリスト」「レビュー」など様々な種類が存在し、種類によっては検索結果に表示されることもあります。

一例ですが「リッチスニペット」と呼ばれるものがあります。
下記みたいな表示ですね!

リッチスニペットイメージ

PC版に記述している構造化データはモバイル版にも記述が必要です。
SearchConsole構造化データテストツールで確認できますので、チェックしてみてください。

※SearchConsole
全ての構造化データをサポートしているわけではありませんが、左メニューに表示されます。
searchconsole構造化データイメージ

※構造化データテストツール
URLを入力すると、該当ページの構造化データを確認できます。
構造化データテストツールイメージ

アノテーションが設定されているか

※「別URL」の場合のみ必要なチェック項目になります。
alternateとcanonicalを使用した、PCページとモバイルページの紐づけの処理です。
こちらの項目は「変更しなくて問題ない」点を認識しておいてください

念のため、記述内容の一例を紹介しておきますね。

例)下記URLの場合のアノテーション
PC版:https://www.gc-seo.jp/journal/
モバイル版:https://www.gc-seo.jp/m/journal/

①PC版ページのheadタグ内に下記コードを記述

<link rel=”alternate” media=”only screen and (max-width: 640px)” href=”https://www.gc-seo.jp/m/journal/” >

②モバイル版ページheadタグ内に下記コードを記述

<link rel=”canonical” href=”https://www.gc-seo.jp/journal/” >

環境別の影響チェック

(ここまでの内容を踏まえて)サイトの種類と必要な作業をまとめてみました。

種類 対応内容
レスポンシブウェブデザイン 対応不要
ダイナミックサービング
(動的な配信)
robots.txtのモバイルサイトクロール状況確認
PC・モバイル間のコンテンツ差異確認
PC・モバイル間のメタ情報(head内)の差異確認
PC・モバイル間の構造化データ差異確認
別URLで表示(セパレートURL) robots.txtのモバイルサイトクロール状況確認
PC・モバイル間のコンテンツ差異確認
PC・モバイル間のメタ情報(head内)の差異確認
PC・モバイル間の構造化データ差異確認
※アノテーションは変更しない
PCサイトしかない 対応不要
※MFIの対応ではないがモバイルサイト作成は推奨
全ページでAMP使用 対応不要
AMPと非AMP両方あるサイト 非AmpURLが優先的にインデックスされる
・非AmpURLが動的な配信の場合
…「ダイナックサービング」と同じ
・非AmpURLが別URLの場合
…「別URLで表示」と同じ

Googleは「レスポンシブウェブデザイン」を推奨しています。
しかし、「ダイナミックサービング」や「別URLで表示」でも、紹介したようなチェック項目を満たしていれば、「レスポンシブウェブデザイン」と同じように評価を受けることが可能です。

MFI移行の確認方法

MFIに移行しているかどうかはSearchConsoleで確認できます。
いくつか確認方法がありますので、それぞれ見てみましょう。

MFIに移行したかどうかの確認

SearchConsoleの「設定」をクリックすると確認できます。
下記のように表示されます。

サーチコンソール、設定からMFIを確認

※MFIに切り替わっていたとしても、モバイル版とPC版、両方のbotがクロールします。
MFIに切り替わったサイトでは、モバイル版のGooglebotがクロールする割合が増加し、インデックスの割合も多くなります。

該当ページがMFIに移行しているかどうかの確認

SearchConsoleの「URL検査」にある「カバレッジ」で確認できます。
クロールしているbotがPC版かモバイル版か、一目でわかりますね。

サーチコンソール、URL検査からMFIを確認

レポートのメインクローラーの確認

「カバレッジ」「モバイルユーザビリティ」など各項目でもクローラーは確認できます。
見ているデータがどのbotによって収集されたものか、わかるわけですね。

サーチコンソール、カバレッジからMFIを確認

サーチコンソール、モバイルユーザビリティからMFIを確認

竹内
Google推奨ってことは、モバイルサイトはレスポンシブウェブデザインにしとくのが無難ですかね?
解説猫(仮)
MFIの移行においてリスクが少ないことは間違いないです。
ただ、HTMLも共通なのでデザイン次第では見た目の調整が難しいケースもあるのです。
竹内
そういう場合はダイナミックサービングを選べばいいわけですね!
解説猫(仮)
ダイナミックサービングはデザインを妥協する必要がないですからね。
ただMFIの移行で順位に影響が出る可能性があるので、紹介したポイントをチェックする必要があるのです。
竹内
明確に「どちらが正解」っていうのはなさそうですね。
サイトによって最適解を見極めて、選択するのが良さそうですね!

まとめ

MFIはランキングを決定するアルゴリズムではありません。
クローラーによる「インデックス・評価対象の優先順位の切り替え」の仕組みになります。
切り替えが行われたタイミングで同じ評価を得られる状態になっているかどうか」、そこを注意しておけば基本的には問題ありません。

Googleがレスポンシブウェブデザインを推奨しているのも、上記のような理由になります。
ダイナミックサービングや別URLなど、選択によっては「同じ評価を得られない」可能性が発生してしまうわけですね。
チェックが必要かどうか、必要ならチェックポイントまで確認して、対応してみてくださいね!

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