ページランク?任せな、解説してやんよ Googleページランクとは?アルゴリズムの仕組みと調べ方

SEOをはじめWeb担当をされている方、Googleページランク(PageRank)という言葉を聞いたことはありませんか?
「そもそもページランクって何?」「どういう仕組み?」「検索順位に影響があるの?」
今回はそんなページランクについてまとめてみました!

また、SEOについて動画で学びたい!という方のために、動画セミナーをご用意しています。
あわせてご覧ください。

▼人気の動画はこちら

セミナー【動画】SEO徹底解決セミナー:
第1回「内部施策の重要性〜タグ設定のポイント〜」
セミナー【動画】SEO徹底解決セミナー:
第5回「アクセスの解析方法と、アクセス数向上のポイント」

Googleページランク(PageRank)とは?

ページランクはWeb上の人気をランキングに反映させる指標

ページランクは、Google検索エンジンにおけるWebページ評価指標の一つです。
被リンクを基準に評価して、Webページを「0~10」の11段階でランク付けします。
被リンクの数と質をベースに測定しているため、被リンクの品質が変われば、ページランクも変化します。

ページランクが生まれた理由

グーグルは何故ページランクを導入したのでしょう?
これは検索エンジンの精度の低さが原因とも言われています。

過去の検索エンジンは品質が悪かった

Google参入前は検索エンジンのアルゴリズムが甘く、検索意図にマッチしないページが検索結果上位に多数見受けられました。
実際ページにアクセスしても、「ページ内に検索キーワードが大量に含まれるページ」などが多く、ユーザーニーズを検索結果に反映しているとは言い難い状況でした。
そこでGoogleはページランクを作成し、より多数のサイトからリンクを得ているページを上位表示させるアルゴリズムを導入しました。
これによりユーザーニーズを検索結果に反映させようとしたわけですね。

ユーザーとGoogleの利害の一致

ページランク導入に伴いGoogle検索エンジンの品質は格段に向上しました。
その後Googleはアップデートによる精度改善を繰り返し行い、世界で一番使われる検索エンジンへと成長しました。
結果としてユーザーは「精度の高い検索環境」を得て、Googleは「多くのユーザーが求める広告媒体」に成長しました。
こう考えるとページランクの影響は大きく、我々が普段当たり前に使用している検索エンジンに大きく貢献していることがわかります。

ページランクによる影響

ページランクの仕組み

単純にリンク数が多ければページランクが高いという仕組みではありません。
同じリンク一本でも「リンク元のページランク」により評価が変動します。

わかりにくいですよね?身近(?)な例で説明してみましょう。

Q:あなたはどっちのラーメンを食べてみたいですか?
●この道10年の有名な評論家が「これは旨い!」と評価したラーメン
●長年SEO担当をしている私が「これは旨い!」と評価したラーメン

…普通は前者を選びますよね?
こういった影響力はWeb上でも当てはまります。
専門的な情報発信を続け、Web上で権威と認められる人からのリンクは強い影響力を持ち、ページランクにも大きく影響します。
これはWeb上の権威はリンクをたくさん集めていることが一つの要因です。

※イメージは下記のような感じですね(数字は説明用に使用しているものになります)

ページランクの仕組み

余談ですが、リンクにより受け渡す評価を「リンクジュース」と表現することがあります。
「リンクジュースがどれだけ集まっているか」を示したものがページランクなわけですね。

ページランクの確認方法 – ツールバーでの確認

現在はページランクの確認方法はありません

以前は「Googleツールバー」というツールが提供されていて、0~10までの11段階評価で、ページランクの概算値を見ることができました。
2013年にGoogleはツールバー上のページランクの更新を停止し、2016年には公開も完全に停止しています。

公開を停止しただけで、現在のGoogleのアルゴリズムの評価対象として今も機能していると言われています。

ツールバーに代わるページランク確認方法

Googleページランクに近い基準で、外部リンクの評価を数値化しているツールがあります。
有名なところですと、「Moz(モズ)」や「Ahrefs(エイチレフス)」といったツールがあります。これらのツールについて紹介いたします。

Moz(モズ)について

※Moz(モズ)は有料のツールです。
Moz(モズ)では、ドメインオーソリティ(DA)という数値がページランクの代替になります。

こちらのURLにアクセス後、測定したいサイトのURLを入力し、「Search」ボタンをクリックします。
調査対象ページのDAは測定結果ページにすぐ表示されます。
被リンク元のDAは、スクロールし「Top followed links to this site」から確認可能です。

mozページランク確認イメージ①
mozページランク確認イメージ②

Ahrefs(エイチレフス)について

※Ahrefs(エイチレフス)は有料のツールです。
Ahrefs(エイチレフス)では、ドメインレーティング(DR)とURLレーティング(UR)いう数値がGoogleページランクの代替になります。
こちらのページにアクセス後、対象サイトのURLを入力し、「Search」ボタン(虫メガネのボタン)をクリックします。

ページ上部に表示される「DR」「UR」の数値がページランクを表す数値になります。
被リンク元のページランクは左メニューの「被リンク」をクリックすると確認できます。

hrefsページランク①
hrefsページランク②

ツールを使用したランク確認の注意事項

こちらの記事で紹介した「Moz(モズ)」「Ahrefs(エイチレフス)」はともに、独自のデータ、ルールを元にランクを算出しています。
ランクに乖離が発生することがありますので、注意が必要です。
ページランクの比較を行う際は、使用ツールを統一するようにしましょう。
※MozのランクはMozの、hrefsのランクはhrefsのランクと比較するようにしましょう。

SEOへの影響とウェブマスターの注意点

ページランクは現在非公開になっていることもあり、検索への影響を測ることはできません。
ですが、「ユーザーが求めている情報を提供すること」が検索エンジンの目的である以上、Web上の人気をランキングに反映させるページランクの影響は軽視できません。

ですが、意識しすぎて不自然な外部リンクを獲得するなど、過剰な対策はGoogleからのペナルティとなる可能性もあるので注意が必要です。
もちろんナチュラルな外部リンクを集めることは良い施策で、そのためのコンテンツ作りを継続して行うことは、SEOの観点から大きなプラスを期待できます。

まとめ

Web上で言及されることやリンクを獲得することは、SEOでは重要な要素です。
ナチュラルなリンクを貼ってもらえるように、ユーザービリティの改善や、検索意図を満たすコンテンツ作りを心掛けましょう。
ユーザーに役立つコンテンツの発信や、ブランディングによるナチュラルリンク獲得でWeb上の評価を高めていきましょう!

またアルゴリズムの詳しい資料はこちらから無料ダウンロードいただけます。ぜひ参考にしてみてくださいね。

Google アルゴリズムの理解
ダウンロードGoogleアルゴリズムの理解